2017.5.24買取情報【伊藤東彦/布目桜文茶碗/笠間焼/陶磁器/茶道具】

伊藤東彦(いとう  もとひこ)布目桜文茶碗です。共箱布目技法を得意とする陶芸家伊藤東彦の作品です。独特な手触りの布目地に、柔かくもしっかりした筆致で描かれた桜が可憐な作品です。

伊藤東彦(いとう  とひもこ)

陶芸家 1939(昭和14)年~

福岡県大牟田市生まれ

1964 東京芸術大学美術学部工芸科卒業
1966 東京芸術大学大学院陶芸専攻科(第一期生)修了
※在学中、加藤土師萌、藤本能道に師事
1967 第六回日本現代工芸美術展入選。
1968 松井康成に一年間師事
1970 笠間市に築窯
1974 第21回日本伝統工芸展出品作「布目芒文大皿」が東京都教育委員会賞受賞
1974 年日本工芸会正会員
1975 第2回伝統工芸武蔵野展出品作「布目葛文大皿」が奨励賞受賞
1983 「伝統工芸30年の歩み展」(東京国立近代美術館)、「今日の日本陶芸」(スミソニアン国立自然史博物館ほか)に出品
1984 第31回日本伝統工芸展出品作「布目篠文大鉢」が朝日新聞社賞受賞
1992 日本の陶芸「今」100選展(パリ三越、日本橋三越他)に出品
1999 紫綬褒章受章
2004 日本伝統工芸展監査委員。
2005 今上天皇陛下貢上品制作。
現在 日本工芸会正会員、茨城工芸会正員

器肌に表情を出すために効果的に布目技法(※)を取り入れ
布目の地に椿、松、蓮、無花果、杉山などの自然の草木・花が描かれた作品が代表的です。
伝統的な形にとらわれない新しい表現形式に挑戦的に取り組み続けてきた陶芸作家です。
※「布目」とは・・・型成形をするとき粘土を型から離しやすいように敷いた布の跡が土の肌に残されたもの。

銀座・大雅堂美術では伊藤東彦他、八木一夫、藤本能道、三輪休雪、大樋長左衛門、加藤孝造、三浦 小平二、清水六兵衛など陶磁器・茶道具の買取り・鑑定について随時ご相談承っております。お手元のお品のご売却をお考えの際には是非ご一報ください。