2017.5.3買取情報【マイセン/meissen/フィギュリン/陶磁器/西洋アンティーク】

ドイツの誇る高級白磁ブランドマイセン(meissen)によるフィギュリンです。あまり国内では見かけない珍しいモチーフとデザインです。ヒクイドリのような風貌ですが、色合いや細部はヒクイドリと異なる部分も多く、何の鳥なのかは調べている最中です。滑らかで美しい白い磁器肌に、精緻な造形と色付けがマイセンならではの作品です。

マイセン(Meissen)

ドイツ・マイセン地方で300年の歴史を誇る高級白磁窯です。

1709年にザクセン選帝侯アウグスト2世はヨハン・フリードリッヒ・ベトガーに命じて西洋における初めて磁器生産に成功。
1710年ドレスデンに「王立ザクセン磁器工場」を設立、それが「国立マイセン磁器製作所」となり現在に至っています。

贋作防止のため、マイセンの陶磁器には交差した二本の剣のトレードマークが1723年から用いられており、刃や鍔の傾きなどは年代によって違いがあります。

食器類のほかフィギュリンや陶版画など作品は多岐に及び、磁器の肌の美しさと丁寧なハンドペイントの絵付けは高く評価されています。

【現代のマイセン】

1960年、マイセン磁器工場の創設250周年を機に「芸術創造のための集団」と呼ばれる芸術家グループが設立され、マイセンに相応しい新しい芸術の創造を目指すこととなります。

ルードヴィヒ・ツェプナー(造型師)
ペーター・シュトラング(彫塑家)
ハインツ・ヴェルナー(絵付師)
ルディ・シュトレ(絵付師)
フォルクマール・ブレッチュナイダー(絵付師)

上記5名は「現代マイセン5人組」と言われ、
それまで定着していたマイセンのイメージを昇華して新しい時代を作りました。
才能溢れる造形師や絵付け師の活躍により、マイセンは伝統を引き継ぎながらも、新しい魅力的な作品を生み出し続けています。

銀座・大雅堂美術ではマイセンセーブル、ロイヤルコペンハーゲン、アウガルデン、などの西洋陶磁器の買取り・鑑定について随時ご相談承っております。マイセンはアンティーク~現代の品まで幅広く取扱いしております。お手元のお品のご売却をお考えの際には是非ご一報ください。