デミタスカップの愉しみ@群馬県立近代美術館
本日ご紹介するのは群馬県高崎市にて開催中の企画展。
本来は6/13で閉幕でしたが、6/27(日)までの会期延長となっています。
会期:2021/4/17(土)~6/13(日)
※6/15(火)~6/27(日)まで会期延長となりました
時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日
会場:群馬県立近代美術館
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デミタスカップ・コレクター村上和美のコレクションから精選したデミタスの逸品約380点を紹介します。ヨーロッパのテーブルウェアの様式は19世紀に確立しますが、そのなかで異色な存在として現れたのが、濃いコーヒーを飲むための小さなコーヒーカップ、デミタス(Demitasse)でした。中産階級が台頭したヨーロッパではコーヒー文化が浸透するとともにデミタスも広まっていきました。
19世紀の半ば以降には、日本的なモチーフや構図を発展させたジャポニスム様式が異彩を放ち、欧州の名窯がその国ならではの特徴あるデザインを提示し、さらに世紀末にはジャポニスムの影響を受けたアール・ヌーヴォー様式が発展、そして1920年代からはアール・デコ様式のデミタスが登場します。また日本がヨーロッパ向けに生産した作品も加わります。 生活の場面を彩り、時代の感性を映し出すデザインの変遷を味わいつつ、掌に載るサイズに大胆な、また繊細華麗な技巧を凝縮したアンティーク・デミタスの豊かな世界をお楽しみください。
感染症の拡大防止対策のため長らく臨時休館していましたが、ようやく再開の運びとなりました。企画展も会期が延長されましたので、どうぞこの期間をお見逃しなく。
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