2021.9.30買取情報【ビスク・ドール/ジュモー/Jumeau/西洋アンティーク】

 

アンティークビスクドールの最高峰といわれるジュモーの作品を買取りました。ぱっちりとした美しい瞳と薔薇色の頬、可愛らしさの中にもフランスらしい気品溢れるお人形です。小振りなサイズながらも、磁器製の頭部や体のパーツ、ガラスで作られた精巧な瞳、当時の流行を取り入れた贅沢な衣装等、上流階級の子女向けに当時の技術を駆使してつくられた作品です。

ビスク・ドール

ビスク・ドール(英語: Bisque doll、フランス語: Poupee en biscuit)は、19世紀にヨーロッパのブルジョア階級の貴婦人・令嬢たちの間で流行した人形です。ビスク・ドールの「ビスク」とは、フランス語の「二度焼き=ビスキュイ(biscuit)」を語源とし、人形の頭部、ボディの材質が二度焼きされた素焼きの磁器製であったことに由来しています。

元は衣服の宣伝用にミニチュア版の衣装を着させる目的で作られた観賞用の人形(大人の女性の姿をしたファッションドール)として製造され始め、1855年のパリ万国博覧会に出品された日本の市松人形の影響や、新富裕層の台頭などの社会的事情もあいまって、上流階級の子女向けの玩具として子供の姿をしたベベドールが登場。19世紀から20世紀初めには「ジュモー」「ブリュ」といったフランスを代表する工房が登場し隆盛を極めました。ジュモー(Jumeau )、ブリュ(Bru Jeune )、フランソワ ゴーチェ(Francois Gaultier)、A.T.(アー・テー)等の当工房の作品は希少で芸術的価値も高く人気があります。

銀座・大雅堂美術ではジュモー(Jumeau )、ブリュ(Bru Jeune )、フランソワ ゴーチェ(Francois Gaultier)、A.T.(アー・テー)等のアンティークのビスク・ドール、市松人形、抱き人形他、西洋骨董、西洋工芸美術作品、和骨董及び工芸美術品の買取・鑑定について随時ご相談承っております。お手元のお品のご売却をお考えの際には是非ご一報ください。