靉光(あいみつ)
こんにちは大雅堂美術です。
今回は作家「靉光」について、ちょっとだけ。
難しい字ですが、名前は「あいみつ」と読みます。
昭和前期(戦前・戦中期)の洋画家になります。
本名 石村日郎は広島に生まれ、子供の頃から絵に興味を持ち、
広島市内の印刷所で働きますが、絵を学ぶために大阪へ渡り、
更に東京へ上京し、その時から「靉光」と名乗るようになったそうです。
生前、作品の多くを破棄し、故郷にあった作品も原爆で焼失、
自身も従軍中の上海にて38歳という若さで病死されたため、
現存する作品が少ないことが残念です。
「眼のある風景」は、シュルレアリスムを感じさせる代表作であり、
現在は東京国立近代美術館にあります。
2007年には「生誕100年 靉光展」が開催されていました。