2017.6.14買取情報【小割哲也/織部/花器/工芸美術/陶磁器】
陶芸作家小割哲也の織部焼花器を買取りました。共箱。穴窯焼成による信楽焼・織部を得意とし、現在富士宮に陶房「無心窯」を構え制作活動を行っている現役陶芸作家です。幾何学かつ抽象的な造形の織部花器は、単独でもオブジェとして見応えのある作品です。
◆小割哲也(こわりてつや)◆
陶芸家 1970年~
静岡県富士市出身
故・加藤釥氏(日展評議員・県無形文化財)、加藤令吉氏(日展評議員・審査員)に師事
日工会展初出品入選(2000年)以降、
静岡県工芸美術展、日工会展、日本陶芸展、
富嶽ビエンナーレ展、日本クラフト展入選 、日展などにて入選。
穴窯焼成による信楽焼・織部にこだわり、富士宮市に構える陶房「無心窯」にて
現在も精力的に活動を続けています。
日展会友、日工会会員、波光会会員、静岡県工芸家協会会員
◆織部焼◆
安土桃山時代の美濃地方で産した陶器。
代表的な窯としては九尻元屋敷窯 (土岐市泉町九尻) があります。
千利休の弟子であった大名茶人古田織部の指導で創始され、
織部好みの奇抜で斬新な形や文様の茶器などを多く産したことが
その名の由来となっています。
当時の南蛮貿易で中国南方からもたらされ、
茶人たちに珍重された交趾焼(華南三彩)を元にしたと考えられています。
江戸期には瀬戸でも制作されるようになりましたが
磁器に押されてその後は衰退しています。
器表に草画体の簡素な絵文様を描き,青緑色の釉 (うわぐすり) をかけた絵織部
器表の一部または全面に青緑色釉をかけた青織部,黒色釉をかけた黒織部,
赤土と白土を継ぎ合せて作り鉄釉の線描きを加えた鳴海 (なるみ) 織部,
その赤土の部分だけ独立させた赤織部などの種類があります。
文様は写生風,異国風,幾何学的なものなど多様であり、器形も多岐にわたります。
銀座・大雅堂美術では小割哲也ほか、林正太郎、高内秀剛、鯖江良二、板谷波山、加藤唐九郎、河井寛次郎、北大路魯山人など陶磁器・美術工芸品の買取り・鑑定について随時ご相談承っております。お手元のお品のご売却をお考えの際には是非ご一報ください。