エキゾティック×モダン アール・デコと異境への眼差し@東京都庭園美術館
本日ご紹介するのは白金にある庭園が美しい美術館での企画展。
明日土曜日からの開幕です。
会期:2018/10/6(土)〜 2019/1/14/(月・祝)
時間:10:00–18:00 (入館は17:30まで)
※11/23、11/24、11/30、12/1、12/7、12/8は夜間開館20:00まで(入館は19:30まで)
休館日:第2・第4水曜日(10/10、10/24、11/14、11/28、12/12、12/26、1/9)および年末年始(12/28-1/4)
会場:東京都庭園美術館
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両大戦間期のフランスに花開いたアール・デコ。
この時代に美術家・デザイナーたちは遠い異境の地の造形に注目し、
特にファッションの分野ではいち早くその価値に熱い視線が注がれました。
パリ随一のファッション・デザイナーであったジャック・ドゥーセは、
ピカソら前衛美術家たちのパトロンでしたが、
アフリカ美術の造形にも革新的価値を見いだしました。
ポール・ポワレは中近東風の衣装による夜会「千二夜」を開くなど、
その非日常性に着目し、色彩やスタイルの刷新につなげました。
ジャポニスム、あるいはより広くアジアへの関心は、
あらたにモダニティーへの触媒として、再解釈されました。
そこには、建築家で、デザイナーのアイリーン・グレイや
装飾美術家ジャン・デュナンらに漆を教えた菅原精造や
象牙彫刻家ウジェニー・オキンら日本人美術家の存在もありました。
展覧会では、アフリカやアジアに取材したダイナミックな絵画、彫刻を含め、
30年代美術館、装飾美術館、モビリエ・ナショナルなど、
フランスの美術館所蔵の国内初公開作品を中心にした約85点を紹介します。
既存のイメージにとらわれない自由な造形、色彩、様々な美意識が渦巻いた時代。
その革新的な世界をご堪能ください。