東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展@神戸市立博物館

東京、また緊急事態宣言下になってしまうんでしょうか。ニュースから目が離せません。
さて本日ご紹介するのは、こちらも緊急事態宣言下になりそうな神戸明日から開幕予定の展覧会です。

特別展
東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展

会期:2021/4/24(土)~6/6(日)
◆前期 4/24(土)~5/16(日)
◆後期 5/18(火)~6/6(日)
障壁画は通期展示。会期中、スケッチや下図など関連資料の展示替えあり。
時間:9:30~17:30
※金曜・土曜日は19:30まで
※入場は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし5/3(月・祝)は開館)
会場:神戸市立博物館
アクセス
公式HP

横浜で誕生し、3歳の年から東京美術学校に入学するまでの少年時代を神戸で過ごした東山魁夷(1908-1999)。東山は、著書『わが遍歴の山河』において、「私の少年時代が幸福であったと今でも思えるのは、神戸には山があり海があったからです」と回顧しています。風景画を描き、国民的画家となった東山の制作の原点は神戸に求めることができるかもしれません。
このたび本展で紹介する唐招提寺の障壁画においても、東山は、《山雲》と《濤声》に、日本の国の山と海の美しさと深い精神性を豊かに表現しています。本来唐招提寺御影堂の障壁画は、鑑真和上の命日にちなんで行われる開山忌舎利会の数日間しか公開されることがありませんが、本展では全68面の障壁画を、制作過程を示すスケッチや下図とあわせて展示します。完成に至るまでの制作過程と東山の長年の宿願であった水墨による障壁画の壮大さ、鑑真和上に捧げた祈りの美に触れていただくことができるまたとない機会です。

なお、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、
展覧会の延期・中止、ならびに関連事業が中止される場合があります。
博物館ホームページにて事前に最新情報をご確認のうえお出かけください

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