◆終了間近◆尾形乾山生誕360年 琳派のやきもの@出光美術館

本日ご紹介するのは東京丸の内で開催中の展覧会です。会期終了間近につき気になる方はお早めにお出かけください。

尾形乾山生誕360年
琳派のやきもの―響きあう陶画の美

会期: 2023/6/10(土)~7/23(日)
時間:10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:毎週月曜日(ただし7/17は開館)、7/18(火)
会場:出光美術館
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京の都に息づく王朝美から花開いた琳派の芸術。その優雅な造形と装飾性を特徴とする芸術は、始祖と仰がれる本阿弥光悦俵屋宗達、後代の尾形光琳、江戸の酒井抱一へと、直接的な師弟関係ではない私淑によって受け継がれました。本展覧会では、江戸時代中期を代表する京の陶工・尾形乾山(深省)をはじめとして、継承されゆく「琳派のやきもの」の世界をご紹介します。
高級呉服商・雁金屋の三男として生まれた乾山は、その恵まれた環境にあって、京文化の粋を知り尽くした高い芸術的教養をもつ人物でした。彼の興した乾山焼は、和歌や能、漢詩といった文芸を主題とした独自のやきものとして、絵画や書の美と融和する新たな陶芸の世界を開拓しました。日本の陶磁史においては革命的な出来事であり、後の時代に多大な影響を与えたと評されます。
雅やかな模様や造形の世界が作品のジャンルや時代をこえて響きあう、琳派芸術の美の共演をお楽しみください。

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