2020.7.17買取情報【藤田喬平/ガラス花瓶/手吹き硝子/工芸ガラス】
日本が世界に誇るガラス工芸家藤田喬平の手吹きガラス花瓶を買取りました。手吹きならではの味わいのある造形、流れるような景色が美しい逸品です。
◆藤田喬平(ふじたきょうへい)◆
1921~2004/東京出身/ガラス工芸家
「フジタガラス」と称して世界にその名が知られるガラス工芸界の巨匠。
流動ガラスと云う独自の作風を創り出し、作家としての地位を確立。
その後、琳派の作品に多大な影響を受けた代表作「飾筥」を発表。
1970年代ヴェネチアのムラノ島にて、ヴェネチアングラスを学び、
ヴェネチアングラスの技法を用いながらも独自の色彩と造形を生み出します。
多彩な模様のカンナ棒(レース柄のガラス棒)を
組み合わせて創るレースガラスで、独創的な作品を多く残しています。
【略歴】
1944年 東京美術学校工芸科彫金部卒業
1947年 岩田工芸硝子に入社岩田工芸硝子(株)入社
1955年 ガラス工芸家に転身。
1973年 美しい色ガラスに金箔をあしらった飾筥の代表作「菖蒲」を発表。
1977年~イタリア・ヴェニスでの制作開始。
1989年 恩賜賞、日本芸術院賞受賞、日本芸術院会員に就任。
1997年 文化功労者顕彰 紺綬褒章を受章。
2002年 ガラス工芸家として初の文化勲章受章。
2004年 逝去
銀座・大雅堂美術では藤田喬平他、石井康治、江副行昭、由水常雄、黒田国昭などの日本作家、エミール・ガレ、ドーム兄弟、ルネ・ラリックなどの西洋作家によるガラス工芸作品、の買取・鑑定について随時ご相談承っております。お手元のお品のご売却をお考えの際には是非ご一報ください。