2020.12.20買取情報【薩摩切子/猪口/酒器/色被せガラス/薩摩びーどろ工芸/工芸ガラス】
薩摩切子を職人の技で復元させた薩摩びーどろ工芸による薩摩切子の猪口です。共箱。艶やかな赤をベースとした色被せガラスに見事なカットが施されています。現代の職人技が光る逸品です。
◆薩摩切子◆
江戸末期、薩摩藩で産業復興のために藩主島津家によって推奨された薩摩切子の製造。特に色ガラスにおいては、当時薩摩藩しか発色できなかった「紅」の発色に日本で初めて成功。美しい赤地に繊細なカットを施したガラス作品は「薩摩の紅ガラス」とよばれ、藩内外で愛好されていました。その後、薩英戦争などの歴史の荒波にもまれ、わずか20数年で途絶えてしまいました。1985年(昭和60年)代以後に薩摩切子の復刻が試みられ、当時の製造工程の研究と現代の職人の技術により、当時の作品を忠実に復刻することを成功させています。なかでも薩摩びーどろ工芸は、薩摩切子の高度な技術を今に忠実に受け継ぎ積極的に新しい技術にもチャレンジするなど、大変高く評価されている工芸ガラス工房です。
銀座・大雅堂美術では薩摩切子他、ローマンガラス、江戸ガラス、氷コップ等の骨董ガラス作品、藤田喬平、石井康治、江副行昭、由水常雄、黒田国昭、エミール・ガレ、ドーム兄弟、ルネ・ラリックなどのガラス工芸作品の買取・鑑定について随時ご相談承っております。お手元のお品のご売却をお考えの際には是非ご一報ください。