2023.7.7買取情報【ルネ・ラリック/ガラス蓋物/アール・デコ/工芸美術/西洋アンティーク】
フランスのアール・デコ期における工芸ガラスの巨匠ルネ・ラリックによる蓋付のガラス器を買取りました。蓋部分全体に小さな花々があしらわれ、蓋のつまみ部分は立体的に花が重なり合うような凝った意匠の作品です。フロストガラスにパチネの技法で着色が施されており、上品でありながら非常に華のある作品です。
◆ルネ・ラリック(Rene Lalique/1860~1945)◆
19世紀~20世紀のフランスのガラス工芸家、宝飾(ジュエリー)デザイナー。
アール・ヌーヴォー、アール・デコの両時代にわたって活躍し類まれな才能を発揮した巨匠。
前半生はアール・ヌーヴォー様式の宝飾(ジュエリー)デザイナーとして活躍。
後半生においてはガラス工場経営に転身。
ブランドの確立やプロダクト・デザインなど時代を先取りした戦略により、
工芸技術と商業的量産を両立させ、
テーブルウェアや花瓶、香水瓶の他、レストラン、ホテル、邸宅などの装飾、
ステンドグラス、噴水など、さまざまな分野に活躍の場を広げました。
銀座・大雅堂美術ではルネ・ラリック他、ドーム・ナンシー(ドーム兄弟)、エミール・ガレ、ミューラー、ルイス・ティファニー、アルジー・ルソー、ワルター、オールド・バカラなどのアール・ヌーヴォー及びアール・デコの工芸美術品の買取り・鑑定について随時ご相談承っております。お手元のお品のご売却をお考えの際には是非ご一報ください。