2022.7.2買取情報【濱田庄司/黒釉錆流描皿/人間国宝/益子焼/民藝/陶磁器】


人間国宝濱田庄司黒釉錆流描皿を買取りました。共箱。たっぷりとした黒釉の皿に錆釉を用いた流描で絵付けをした堂々たる作品です。

濱田庄司(はまだしょうじ)

1894(明治27)~1978(昭和53)
日本の陶芸家。神奈川県生まれ

近現代の日本を代表する陶芸家の一人。1930年より栃木県益子に窯を構え、実用に即した素朴でありながら芸術性の高い作品を制作。殆ど手轆轤のみを使用するシンプルな造形と、釉薬の流描による大胆な模様を得意とし、1955年には第1回の重要無形文化財保持者(人間国宝)(工芸技術部門陶芸民芸陶器)に認定されています。

柳宗悦の流れをうけて民藝運動に熱心であり、1961年の柳の没後は日本民藝館の第2代館長に就任。また1977年には自ら蒐集した日本国内外の民芸品を展示する益子参考館を開館しています。

 【略歴】

1913 東京高等工業学校(現東京工業大学)窯業科入学、板谷波山に師事
1916 同校を卒業。
2年先輩の河井寛次郎と共に京都市立陶芸試験場にて釉薬を研究。
この頃に柳宗悦、富本憲吉、バーナード・リーチとも交流。
1920 イギリスに帰国するリーチに同行。
共同にて英国コーンウォール州セント・アイヴスに
「リーチ・ポタリー」(Leach Pottery)築窯
1923 ロンドンで個展を開催
1924 帰国。沖縄・壺屋窯などでも作陶、
1930 栃木県益子町で作陶を開始。
1955 第1回の重要無形文化財保持者(人間国宝)(工芸技術部門陶芸民芸陶器)に認定。
1961 日本民藝館の第2代館長に就任。
1977 益子参考館を開館。
1978 益子にて没。享年83歳

銀座・大雅堂美術では濱田庄司河井寛次郎、板谷波山、富本憲吉、加茂田章二、金城次郎、島岡達三、バーナード・リーチ、ルーシー・リーなどの陶磁器の買取・鑑定について随時ご相談承っております。お手元のお品のご売却をお考えの際には是非ご一報ください。