2019.8.3買取情報【加藤卓男/人間国宝/ラスター彩/額皿/陶磁器】

 

人間国宝加藤卓男ラスター彩 額皿2枚組を買取りました。源流をペルシャとしながらも日本的な佇まいも感じさせるエキゾチックな女性が描かれています。加藤卓男は数百年途絶えていたペルシャの彩陶ラスター彩の復元に成功し、その功績と作品は高く評価されています。

加藤卓男(かとう たくお)

1917~2005/岐阜県多治見市出身/陶芸家/人間国宝

重要無形文化財(人間国宝)「三彩」の保持者。
幻の技法であったラスター彩の再現に成功した他、青釉、三彩、ペルシア色絵などを研究。
異民族の文化と日本文化を融合させた、高い芸術性を持つ作品を制作。
宮内庁より正倉院三彩の復元制作を委嘱されるなど、その技術と実績は高く評価されています。

【略歴】

1917年 岐阜県多治見市に生まれる。父五代目加藤幸兵衛に師事。
1935年 岐阜県多治見工業学校(岐阜県立多治見工業高等学校)卒業。
1965年 フィンランド工芸美術学校に留学。イランの窯址を訪ねペルシャ陶器を研究。
1988年 紫綬褒章を受章。
1995年 重要無形文化財「三彩」保持者(人間国宝)認定。
2005年 87歳没。故人として織部賞の特別賞を受賞。

銀座・大雅堂美術では加藤卓男他、富本憲吉、徳田八十吉、近藤悠三、藤本能道、吉田美統、松井康成、船木研児、加守田章二、酒井田柿右衛門、今泉今右衛門などの陶磁器の買取・鑑定について随時ご相談承っております。お手元のお品のご売却をお考えの際には是非ご一報ください。