二つの頂 ―宋磁と清朝官窯@静嘉堂文庫美術館
急にひんやりしてきて体が追い付かない感がありますね。
本日ご紹介するのは東京駅からもほど近い丸の内にて先週末から開催の展覧会です。
静嘉堂@丸の内 開館1周年記念特別展
二つの頂 宋磁と清朝官窯
会期:2023/10/7(土)~12/17(日)
時間:10:00 – 17:00 (入館は16:30まで)。
※金曜日は~18:00 (入館は17:30)まで。
休館日:月曜日、10月10日(火) ※10月9日(月・祝)は開館
会場:静嘉堂@丸の内 (明治生命館1階)
公式HP→★
8000年を超える悠久の歴史をもち、陶芸技術の粋を極めた中国陶磁。その歴史上、二つの頂点といえるのが、宋代の陶磁器と清朝の官窯磁器です。商工業や各種技術が発達した宋代の中国では、各地で青磁や白磁、黒釉など多種多様で洗練された陶磁器が生み出されました。それらは後世「宋磁」と称えられ、「古典」として現代にまで影響を与え続けています。また最後の王朝・清朝では、磁器の都・景徳鎮に宮廷用の陶磁器を焼造する政府直営の工房=官窯が設置され、最高の技術と材料をもって皇帝のためのやきものが作られました。
静嘉堂所蔵の清朝官窯磁器には、岩﨑彌之助(三菱第2代社長、1851~1908)が明治20年代という早い段階で蒐集した作品が含まれています。また20世紀初頭には彌之助の嗣子・小彌太(三菱第4代社長、1879~1945)により、日本伝世の宋磁の優品に加え、新出の宋磁や清朝官窯の名品が蒐集され、世界有数の質を誇る中国陶磁コレクションが形成されました。本展では、南宋官窯をはじめとする静嘉堂の宋磁の名品と、清朝官窯磁器から青花・五彩・粉彩・単色釉の優品を精選し展示します。
是非お出かけください。
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