出光佐三、美の交感─波山・放菴・ルオー@出光美術館

そろそろ梅雨入りでしょうか。今日は雨模様の東京です。
さて本日ご紹介するのは東京丸の内で開催中の展覧会です。

出光佐三、美の交感─波山・放菴・ルオー

会期:2024年6月1日(土)~7月7日(日)
※ただし月曜日が祝日および振替休日の場合は開館、翌日休館
時間:10:00~17:00
※毎週金曜日は19:00まで
※入館は閉館の30分前まで
会場:出光美術館
アクセス→

本展では出光美術館創設者・出光佐三(1885-1981)と同時代を生きた作家たちの活動に、スポット・ライトを当てます。
佐三は、日本・東洋の古美術を蒐集することに情熱を傾ける一方で、自分と同じ時代の作家たちと親しく交流し、彼らの制作活動に寄り添いました。その代表的な存在が、板谷波山(いたやはざん)(1872-1963)と小杉放菴(こすぎほうあん)(1881-1964)の2人です。

板谷波山は陶芸で、小杉放菴は絵画の分野ですぐれた個性を光らせた作家です。当館では、波山と放菴の最初の回顧展をそれぞれ昭和43年(1968)、同46年(1971)に開催して以来、その魅力に満ちた作品の数々を紹介してきました。ただし、2人の作品がこれだけの規模で同じ展示室に会するのは、実に16年ぶりのこと。2人の美の共演を、心ゆくまでお楽しみください。また佐三がその作品の蒐集に意を注いだ2人の画家、ジョルジュ・ルオー(1871-1958)とサム・フランシス(1923-94)の絵画も併せてご覧いただきます。

出光美術館は現在の帝劇ビル建て替えに伴い2025年より休館予定です。
現在の建物は見納めになりますので気になる方は是非2024年中に一度はお出かけください。

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