生誕百年記念『小林斗盦 篆刻の軌跡』@東京国立博物館
本日ご紹介するのは黄葉美しい上野の森で
開催中の渋めの企画展です。
生誕百年記念
印の世界と中国書画コレクション
会期:2016/11/1(火)~12/23(金・祝)
時間:9:30~17:00
※金・土は~20:00まで開館
※いずれの場合も入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日
公式HP→★
書壇の重鎮として長らく篆刻界を牽引し続け、
洗練を極めた作品を数多く残した篆刻家小林斗盦(とあん 1916~2007)。
平成28年(2016)は、小林斗盦の生誕100年にあたります。
本展では小林斗盦の篆刻・書画や、
旧蔵になる中国の書画や印譜(いんぷ)などを展示
その偉大な業績を回顧します。
代表作「柔遠能邇」白文円印など斗盦の制作した篆刻の名品に加えて、
「異耳」朱文印、趙之謙(ちょうしけん)筆「隷書張衡霊憲四屛」、
呉熙載(ごきさい)筆「梅花図軸」などかつて斗盦が所蔵し、学んだ
璽印(じいん)や中国書画の優品が一堂に会します。
古美術の中でも印材や印章は蒐集家好みの品。
小さいながらも高額な品も多く大変奥深い世界です。
斗盦が生涯をかけて取り組んだ「方寸の世界」、
そのと美とこだわりをじっくりご堪能ください。
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